ウェブ戦略|1クリック単価の相場を知ろう

はじめに

私はこれまで、自分で粘り強くホームページを作ってきました。

社会保険労務士事務所の経営にかかわっていた時は、今ほどデザインスキルもなく(今だって全然高くないですが…)、Jimdoというサービスでホームページを作成しました。1クリック20~30円程度、毎日1~2件程度の問い合わせ、週に1~2件の受注を受けていました(売上げは1件5~20万円)。

現在、自分の作るウェブサイトは、20円なんて、当たり前に切るようになってきました。1日1件の問い合わせなんて当たり前。1日1件ずつぐらい受注しています。

見てください、この美しい1クリック1円の列。しかも、『ホームページ』という、競合のレベルも確実に高い単語ですら、1クリック1円で広告を出せています。競合他社さんに対し、凄い強みを手に入れたと思えます。そこで、このページではどのように考えて取り組んでいるかについて、書いてみたいと思います。

ウェブ施策と費用のイメージ

会社のホームページ

会社ホームページは、会社の基本情報を公開することが一番の目的です。例えば、私の会社の場合、会社ホームページ(URL)から集客をしようなんて、これっぽっちも考えていません。

この会社ホームページは、お客様の担当者が、「発注しても良い会社か」「きちんとした会社か」判断できるように設置しています。つまり、会社の住所、資本金、沿革などの情報を、探しやすくするために設置してあるのです。

ですから、商材・サービスの案内などは、リンクを置いてある程度で、アピールはほとんどありません。

『co.jp』と『.com』の差

登記された会社は、『co.jp』を使えます。登記のない個人事業主などは、『co.jp』は取得できません

登記している会社なのに、会社の公式ホームページが『co.jp』ではなく『.com』だと、多くの経営者は不安を感じます。『資本金1円』の会社と似た感覚です。

『co.jp』の登録費用は、年間4000円程度です。そんなに安いのに、『co.jp』を使わない理由は何でしょうか?

1万円程度の支出すら苦しい会社か、情報セキュリティに疎い会社か、ウェブ施策が嫌いな頑固な会社か。いずれにしても、良い印象にはなりません。

集客の主役は『ランディングページ』

『ランディングページ』というのは、『広告などをクリックして、最初に到達するページ』のことです。「こういうホームページを指す」というような、決まった形式があるわけではありません。

例えば、チラシにQRコードがあって、そこからアクセスするページも、『ランディングページ』です。つまり、”ウェブ集客”で大切なのは、いわゆる『ホームページ』というよりは、『ランディングページ』なのです。

ウェブ集客の基礎知識

『ホームページ』と『ランディングページ』

『ホームページ』を、インターネット広告などの『ランディングページ』に指定することもできます。しかし、これはあまりお勧めしません。

特に、ウェブ集客に積極的に取り組んでいきたい会社は、『ホームページ』には、『co.jp』を、『ランディングページ』には、『.com』や『.net』を使うようにしましょう。

『ホームページ』は、会社・組織の安定感をアピールするツールです。デザインなどがコロコロ変われば、顧客にとっては不安材料となります。

一方の『ランディングページ』は、商材ごとに、時期ごとに、販売戦略ごとに、どんどん変わって当然です。一時期集客できても、集客できなくなったら、変える必要があります。安定とは無縁で、アグレッシブに変化させるべきなのです。

一商材一ランディングページ

基本的には、『一商材一ランディングページ』となります。

例えば、私は教育事業もやっていますが、教育事業と経営コンサルティングを、同じページでPRしても、顧客層が違いすぎるため、意味がありません。集客効果も、下がってしまうでしょう。商材ごとに、『ランディングページ』が必要です。

また、1万円の商材と3千円の類似商材がある場合、一緒に掲載するべきかどうかは、やってみなければ分かりません。

本来1万円の商材を買うはずだった人が、3千円に流れてしまっては意味がありません。しかし、3千円を買うはずだった方が1万円に流れるなら、意味があります。

両方の商材が掲載されている『ランディングページ』と、それぞれ分けた『ランディングページ』を作ってみて、最も効果的な運用を検討する必要があります。

1クリック単価と顧客獲得コスト

ウェブ集客で最も大切なのは、顧客獲得コストです。ほぼ同等に大切なのが、1クリック単価です。

「1万円の商材を売る」事例で考えてみましょう。この商材、平均何クリックで受注できていれば、ウェブ施策は成功でしょうか。

仮に、1クリックが100円で、顧客化に平均100クリックかかるなら、全く利益が出ませんから、ウェブ施策は失敗です。一方、1クリックが20円なら、100クリックされても広告費は2000円です。原価にもよりますが、ギリギリ利益が出るでしょうか。

ウェブ広告は、これぐらいギリギリの戦いをしています。だからこそ、私は1クリック単価にこだわりました。もし、「今、1クリック100円です」とか「うちも1クリック単価の限界に挑戦したい」というような企業様は、ぜひ、私にご相談ください。

デザインと予算の兼ね合い

デザインは大切です。

『ホームページ』の見栄えは、会社の格を表すといっても良いでしょう。動きのあるホームページ等は、かっこいいものです。

しかし、やはり予算は、『ランディングページ』とウェブ広告費に使いましょう。

『ホームページ』は、顧客を生んでくれません。ホームページを見に来るのは、通常、もう既に『顧客になる意志がある人』なのです。だから、ホームページは守りのホームページでよいのです。

見た目よりも見積りをしっかり見る

もう一度言いますが、デザインは大切です。

しかし、デザインが良いだけのホームページを作るのは、実はとても簡単です。単に見栄えの良い画像を作って、ホームページ領域に張り付ければ、見栄えの良いホームページができあがります。

しかし、見栄えが良いだけのホームページは、動画を使うだけのホームページなら、2万円もあれば作れてしまいます。大切なのは、その中身や伝える内容、伝え方です。

そのため、ウェブ施策を大事にしている企業ほど、『ホームページ』の制作にもしっかり予算と時間を使いますし、一度作った『ホームページ』は、簡単には変えません。

ウェブ施策の段階別プラン

Step1 まだホームページがない時期

基礎を構築する

この段階では、まずは基本ツールを整備します。

  • 組織に関するホームページ
  • 商材に関するランディングページ

組織に関するホームページは、会社でも個人でも必須です。どういう組織か、どういう考え方で活動しているかを表明します。合わせて、売りたい商材について、ランディングページを作ります。

まずは1つのランディングページの収支を安定させる

この時期は、ランディングページでどの程度の集客を見込めるか、まだイメージがないはずです。ですから、ランディングページ自体を安く作り、1クリック単価のイメージや集客の状況を掴みたいところです。

また、広告費用は限られていますから、欲張って複数の商材のランディングページを作るのは、たいていの場合、効率が悪いことになります。

まずはテストマーケティングも兼ねて、1つの商材について、2~3つぐらいのランディングページに対し、ウェブ広告費を全て投下します。

Step2 どんどんウェブ集客したい時期

収益性の高いランディングページを増やしていく

この段階では、集客につながるランディングページを、どんどん増やしていきたい時期です。

ただし、慌ててはいけません。精力が分散するのはもったいない上に、共倒れの可能性もあります。商材の単価/顧客獲得コストのバランスに気を付けながら、収益性の高いランディングページを、1つ1つ増やしていきます。

また、収益性の下がったランディングページ/商材は、リメイクするか、別の商材ようにリサイクルするか選び、1ランディングページあたりの収益性を、しっかり維持できるように努めます。

中長期の戦略を立てる

ある程度の収益が確保できて、ランディングページが増えてきたら、最初に作った安い会社概要のホームページは陳腐化しているはずです。

せっかくランディングページをたくさん作るぐらい余力もできてきたのですから、予算をかけて、よりレベルの高いホームページを発注したいところです。

また、ランディングページも単に増やすだけではもったいないです。上手にポータルサイト化していくことで、”ドメイン”の価値が高くなり、単価も安くなりやすくなります。

この段階まで来たら、会社が大きくなった時のことまで考えて、ウェブリソースを、上手に活用していきましょう。

Step3 ウェブ施策を多様化させる時期

集客の入り口を増やしていく

ここまできたら、ウェブ広告などによる集客は、ある程度頭打ちになってきたはずです。ランディングページも、新商品・サービスのリリース時ぐらいしか作れません。

しかし、まだまだ競合に流れている見込顧客はいます。そこから少しでも自社に低予算で流すために、ポータルサイト・記事サイト・メルマガ・SNSなどを活用して、自社ウェブサイトへの流入を増やします。

外注から自社運用に

ウェブ広告費を除く、外部への支払いが月額平均10万円を超えるようになったら、ウェブ専門スタッフの雇用も検討しましょう。

例えば、過去ウェブ制作会社で働いていた主婦を、テレワークで獲得したって良いのです。記事作成やデザインの調整など、任せられる人を確保した方が、費用対効果/時間効率は圧倒的に高いです。

なお、くれぐれも、ウェブを持ち逃げされたりしないように、任せっぱなしにすることはやめ、バックアップ等はきちんと取るようにしなければなりません。

「失敗したくない」と思ったら

ご相談ください

最初に大切なことは、適正な1クリック単価の把握して、適正な予算で顧客を獲得していくことです。

そのためには、良質なコンテンツを準備する必要があります。私にご相談頂ければ、『文章型のランディングページ』を、私が文章を書いて、格安で納品致しますので、かなり格安・お得に今後の方針が決まると思います。

また、デザイン等について代理させて頂く場合でも、超実力派のウェブ制作会社から、クラウドを活用した格安発注まで請け負います。良質のウェブサイトを、格安・お得に手に入れられますよ。

予算の組み方と補助金の活用

予算は、ご希望の予算をお知らせください。その予算に合わせて、何にいくら使うか、どのように運用していくか、ご提案差し上げます。

また、2020~2021年は、企業によっては『小規模事業者持続化補助金』により、使った金額の3分の2、最大50万円がキャッシュバックされます。これを活かさないのは損ですよ。

ご提案だけなら無料です。ご提案したのに発注されなくても、恨みはしませんから、ぜひ気軽にご相談下さい。

寄稿者紹介

本記事は、寄稿コラムとなります。寄稿者へのお問い合わせは、下記専用フォームより、直接ご連絡ください。

東郷 智範 / 経営コンサルタント

私立開成中学・私立上智大学法学部、私立上智大学法学研究科を卒業後、大手系広告会社に勤務。大手製菓会社、大手製薬会社などのキャンペーンや、上場企業のウェブリニューアルなどを担当。

その後、経営コンサルティング会社に入社。広告事業の海外オフショア展開や、大手企業の業務改善などで、プロジェクトマネージャーなどを務め、独立。独立後は、20人規模の士業事務所で責任者を務めるなど、主に中小企業の経営サポートと業務改善に従事。

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東郷 智範 / 経営コンサルタント

私立開成中学・私立上智大学法学部、私立上智大学法学研究科を卒業後、大手系広告会社に勤務。大手製菓会社、大手製薬会社などのキャンペーンや、上場企業のウェブリニューアルなどを担当。

その後、経営コンサルティング会社に入社。広告事業の海外オフショア展開や、大手企業の業務改善などで、プロジェクトマネージャーなどを務め、独立。

独立後は、20人規模の士業事務所で責任者を務めるなど、主に中小企業の経営サポートと業務改善に従事。

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補助金のFAQ

本来は、違いはありません。国や公共団体が返済不要で交付するお金について、『補助金』『助成金』などの名称が、バラバラに付けられています。

ただ、厚生労働省のものと、そうでないもので区別する場合があります。

厚生労働省が管轄する『助成金』
    • 雇用等に対する施策に対して補助がなされます。
    • 書類に不備等がなければ原則もらえます。
その他の『補助金』
    • 様々な施策に対して補助がなされます。
    • 雇用に対する施策を、厚生労働省以外が実施する場合もあります。
    • 書類に不備がなくても、もらえない場合があります。計画が優れているものだけ、『採択』されることになります。

原則、返済は必要ありません。返済が必要になる場合もありますが、以下のような、特殊な事情がある場合のみとなります。

    1. 設備・備品や購入したものを転売したような場合
    2. 後から不正が発覚した場合
1について

補助の対象になるのは、仕入れではなく、試作品や設備、販促のためのツールです。商品や材料などを、補助金を活用して安く仕入れ、それに利益を乗せて高く売った場合などは、返還の対象になります。

2について

不正があった場合は、当たり前ですね。むしろ、意図せず不正状態になってしまったようなことのないように、実施時に気を付ける必要があります。

企業の新しい取り組みなど向けに、国が期間限定・テーマ限定で募集する、事業資金のサポートです。もらえる金額は数万円から数千万円・数億円まで。制度によって異なります。『補助金オンライン』では、以下の3つを特にお勧めしています。

小規模事業者持続化補助金(上限50~100万円)
    • 店舗や小会社(正社員20人以下が目安)向け
    • 毎年申請OK
ものづくり補助金(上限500~1000万円)
    • 100万円以上の開発・設備投資向け
    • 毎年申請OK
事業承継補助金(上限200~500万円)
    • 代表者の交代や事業譲渡があった/ある場合に申請
    • 交代・譲渡から5年以内に申請

確かに、「簡単な書類を書いて、押印すれば、手軽にもらえる」というような単純なものではありません。

    • 計画が通らなければもらえません
    • 補助金の目的に沿ったお金の使い方が必要です
    • 補助金経費を整理・資料化しなければなりません
    • 事務局から、修正・確認などの連絡が入ります

しかし、補助金に合わせてしっかり実施すれば、確実にもらえるものです。融資を受けるよりも遥かに簡単で、しかも、返済不要のものです。

しかも、様々なチャレンジが実質3分の1(3分の2補助の場合)でできてしまうのです。「面倒くさい」と言ってしまっては、もったいなくはないでしょうか。

補助金の場合、保険に未加入でも、申請可能で、採択されることができます。

さらに、各種保険の滞納などがあったとしても、申請可能で、採択されることができます。それによる減点などの不利も、原則ありません。

保険加入が必要な場合

保険加入が必須となるのは、『補助金と助成金って何が違うの?』で紹介した、『助成金』(厚生労働省が管轄する雇用に関する補助)の場合です。

申請しても、必ずもらえるとは限りません。全国の企業が対象となっている補助金は、申請した会社のうち、概ね2~6割ぐらいの会社がもらえます。

2~6割と書きましたが、8割ぐらいもらえる時も、1割未満の時もあります。補助金ごと、年度ごとに変わります。発表されている『補正予算』等の額で、ある程度予想ができます。ただ、推測の域は出ません。

『国のお墨付き』

簡単ではないからこそ、補助金の対象になった企業や事業は、『国がお墨付きを与えた』と名乗れます。ウソにはなりません。そのような表現を、商品・サービス・会社のホームページで見かけたら、補助金をもらっているのだなと推測できます。

いつでも申請できるわけではありません。通常は、毎年春ごろに募集があります。

具体的には、前年の秋~冬に、国が補助金に関する予算を公表します。多くの補助金は『補正予算』の形で組まれ、公表されます。それを見て、「狙っているあの補助金は、今年はいつ頃だな」と推測する形になります。

詳しくは中小企業庁のホームページ

募集期間が1か月ないような場合もあります。年に1回しか公募がない場合や、追加公募がある場合など、年によって異なります。詳しくは、中小企業庁などのホームページを、時々チェックしてみると良いと思います。

個人でも申請可能です。

通常、[開業届』を添付することになるので、まだ出していなければ、申請に合わせて税務署に出してしまいましょう。『開業届』は、5分程度で作成可能です。

補助金ごとの制限に気を付ける
    • 業種などによる制限がある場合があります。
    • 法人化や正社員の雇用が条件になる場合もあります。
    • 病院・クリニックが対象外になっている補助金もあります。

『採択』されても、すぐもらえるわけではありません。補助金をもらうためには、『採択』された後に以下の流れをたどります。

    • [交付決定通知書』を受け取る。
    • 計画に基づいて経費を支出する。
      ※資金は先出しになるため、資金調達が重要です。
    • 経費を集計し、『実績報告書』を提出する。
    • 補助金額が確定するので、請求する。
補助金の入金時期

通常、年末年始頃に[実績報告書』の締め切りがあります。そして、書類の確認等があり、2月ごろに振り込まれるぐらいのスケジュールになります。

ご安心下さい。補助金経費のためなら、銀行融資が楽に受けられます。銀行融資が受けられれば、事実上、補助金を早く受け取ったような状態になります。

取引のない銀行でも、早ければ2週間程度で資金調達可能です。借入期間が短いため、利息も多くありません。ぜひ、いろいろな銀行担当者に相談してみましょう。

組織の目的・目標は近いですが、異なる組織です。

『小規模事業者持続化補助金』を申請する際、書式が異なりますので、自分の地域がどちらかを確認して、書類を作成しなければなりません。