小規模事業者持続化補助金申請ガイド


独立でも補助金♪
- 本業でも副業でも、これから独立する方は、ぜひ『小規模事業者持続化補助金』を使って、お得に起業してください。
- オフィスの家賃なんかも補助対象。補助金に通ったら独立する・オフィスを借りるというような方もたくさんいます。

お店のオーナーも補助金♪
- 中小企業向けの補助金は、お店のオーナーが一番使いやすいように設計されています。
- ウェブ・チラシなどの集客や、機械器具の購入、雇用など。補助金を使えば、様々な面で得になります。ぜひ、チャレンジしてみてください。

小さい会社も補助金♪
- 小さい会社も、補助金の使い道はたくさんあります。
- ウェブ・チラシなどの集客だけじゃありません。応接室を充実させたり、システムを開発したり。雇用だってOK。ぜひ、お得に活用しましょう。
補助金はこんな場合でももらえます
- YouTuberやライバーが、防音を求めて、マンションを借りた場合の家賃。
- オシャレなエステを作る際の、ライトや壁紙、ベッドなどの購入・設置・工事。
- 店舗オープンなどの際の、ティッシュ・チラシ制作と配布費用。 他
小規模事業者持続化補助金
申請ガイド|2023年版
[ 本ページの目次 ]
1.補助金の基礎知識
1.補助金は原則返済不要
- よく、「でも、返済が必要なんですよね?」と聞かれますが、補助金は原則返済不要です。
- 国が、主に中小企業の支援のために、毎年予算を組んで募集している、返済不要の事業資金が『補助金』です。
- 補助金をもらうデメリットはほとんどないので、申請対象なのに申請しないのは、単純に損かもしれません。
2.補助金は売上が上がっていても申請OK
- よく、「今期は売上が上がっていて…」とご相談頂くことも多いですが、ご安心ください。『事業再構築補助金』等、一部、例外的に売上が下がっていないと申請できないものがありますが、原則的には売上が上がっていても採択されます。
- 『売上が下がっていないともらえない』のは、『新型コロナ』対策で支給された、『給付金』です。補助金は、『新型コロナ』向けに用意されたわけではありません。『新型コロナ』の感染拡大の前から、ずっと公募され続けていたのです。
3.補助金は給付金とは違う
●『給付金』は、書類が揃えば、必ずもらえる
- 給付金は、『売上減少』など、条件を満たした事業者が、必要な書類を準備すれば、必ず支給される制度となっています。
- 例えば、『持続化給付金』の目的は、新型コロナで売上が落ちてしまった事業者に対する、売上の補填でした。そのため、対象者は、申請すれば、必ず給付を受けることができました。
●『補助金』は、書類が揃っても、もらえるとは限らない
- 補助金は、必要な書類を準備しても、『他社より優れた計画書』を作って、採択されなければ、支給されません。そういう意味で、特権的な制度となっています。
- 最近の補助金では、申請した事業者の3~6割程度が採択されています。
※過去の『小規模事業者持続化補助金』では、採択率が1割程度だったこともありました。
4.補助金はキャッシュバック型
- 補助金は、経費を使って、それを報告し、認定された分について、後から戻ってくるキャッシュバック型です。
- 計画申請をして、その締切から2~3か月で採択発表。交付決定を経て半年程度で経費を使い報告。報告が認定されて、初めて入金に至ります。
- 計画申請から入金までは、長ければ1年程度かかります。経費は先出しになるので、その間の資金調達が重要です。
5.補助金による資金調達
- 補助金に採択されると、金融機関などから融資が受けやすくなる場合があります。
- 『補助金が入金されたら返す』というような借り方をすれば、事実上、『補助金の先払い』を受けた状態になります。
- 中小企業の場合は、信用金庫が借りやすいです。ただし、行けば簡単に借りれるというわけではありません。だいたい皆さん、3~4行は話を聞きに行っています。
- 担当者が、補助金のことを理解していない場合も少なくありません。補助金のことを理解していて、自社の事業をきちんと考えてくれそうな担当者から、融資を受けるようにしましょう。
2.小規模事業者持続化補助金の基礎知識
1.補助金ガイドブックを確認する
- まず重要なのが、3ページの『補助金の対象者とは?』です。補助金の対象者でなければ、申請を検討する意味がありません。ただ、個人事業主や社員20人以下の会社であれば、たいていの場合、補助対象になります。
- 次に重要なのが、4ページの『補助対象となる経費』です。補助金は、経費のキャッシュバックですから、どういう経費で申請したいか、最初にイメージする必要があります。
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2.補助金の公募要領を確認する
- 補助金の公募要領は、申請が完了するまで、何度も見ることになります。スマートフォンなどに保存して、いつでも見れるようにしておきましょう。
- p1には、補助金の申請締切の他、『事業支援計画書(様式4)発行の受付締切』も書かれています。これが事実上の締切になりますので、注意が必要です。
- p13からは、補助対象経費の詳細な情報が書かれています。ざっくりイメージしていた経費を、『経費計画』として整理しなければなりません。
- p24の『7.採択審査』には、審査基準等が書かれています。この基準を満たす計画書を作成しなければなりません。
- p28には、『8.補助事業実施期間』が書かれています。実施期間から10日で『実績報告』の提出期限が訪れます。しっかりチェックしておきましょう。
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3.電子申請と郵送申請を選ぶ
●郵送申請は、いろいろ不便
- 郵送申請では、以下の点が不便なので、なるべく電子申請で申請することをお勧めします。
- 計画申請時に、様式1~5を入力したCD-Rなどを準備する必要がある。
- 採択後の修正等のやり取りも、郵送等が中心になる
- 電子申請の場合よりも、事務局の返信が遅い
●電子申請アカウントを取得する
- 公式ページ
https://gbiz-id.go.jp/top/ - プライム申請ページ
https://gbiz-id.go.jp/app/rep/reg/apply/show - 『gBizID』には、『一般アカウント』と『プライムアカウント』の2種類のアカウントがあります。補助金の申請は、『プライムアカウント』からしかできないので、『プライムアカウント』を作成しましょう。
- 入力だけでは登録は完了しません。プリントアウトし、押印・郵送しなければなりません。そのプロセスを忘れないようにしましょう。
3.補助対象経費の例

飲食業の補助対象経費
- 鍋・コールドテーブル・冷蔵庫・食器などの購入も補助対象
- 新聞折込・ポスティングなどによる集客も補助対象
- アルバイトの雇用も補助対象
- 店舗の改装や看板の設置、ダクトの設置なども補助対象
- 周年祭や試食会、料理教室などの経費も一部も補助対象

美容業の補助対象経費
- マンション型店舗やシェアブースの賃料も補助対象
- シャンプー台・給湯器なども補助対象
- 新聞折込・ポスティング・ティッシュ配布なども補助対象
- カット見本等の雑誌の購入も補助対象
- ネイリストなどの雇用・業務委託も補助対象
- 看板のデザイン・設置も補助対象

小さい会社・事務所の補助対象経費
- 事務所用マンションの賃貸も補助対象
- デスク・ソファ・パーティションなどの購入も補助対象
- 営業・テレアポの外注・雇用も補助対象
- 内装工事も補助対象
- 専用ソフトウェア等の購入も補助対象

在宅副業・YouTuber等の補助対象経費
- 防音マンションの賃貸も補助対象
- デスク・ソファ・パーティションなどの購入も補助対象
- 楽器・音響設備・テーブル・ゲーミングチェア・オブジェ等の購入も補助対象
- 映像編集のための外注・雇用・ソフトウェア等も補助対象
4.補助金計画書の作り方
1.補助金 経費計画書
- 経費計画がまとまらなければ、経営計画を作る意味がありません。そこで、『補助金経営計画書』を作成する前に、まずは『補助金経費計画書』を作成しましょう。
- 補助金経費については、採択後に細かいチェックが入ります。
- 『補助金経費計画書』の記載内容によって、不採択になることは、基本的にありません。
- 採択されても、経費計画が承認されたわけではありません。
- 経費計画をしっかり組んでおかなければ、交付決定が遅れ、補助事業がスタートできません。公募要項をしっかり確認し、上手に計画を立てておかなければなりません。
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2.補助金 経営計画書
- 経営計画書を作成する際には、以下の2つを見ながら作成します。
- 公募要領の採択基準
- 公式作成例
- 本補助金は、もう既に何年も公募されており、計画書のレベルも高くなっています。そのため、公式作成例に書かれている程度の記載では、採択にならない場合が多いです。
- 特に『強み』を上手に書けない方が多いです。ただ、『強み』は、審査基準の中でも非常に重要なポジションを占めています。上手に、しっかり書くようにしましょう。
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