はじめに
『小規模事業者持続化補助金』をご存じですか?
2020年、中小企業・個人事業主向けの施策には、『持続化給付金』と『小規模事業者持続化補助金』の2つがあります。どちらも、とても重要でありがたい制度です。
ただ、名前が似ていて、『持続化給付金』の方が圧倒的に目立っています。そのため、多くの事業者が『持続化給付金』は申請しても、『小規模事業者持続化補助金』の申請はしないままでいます。
しかし、それではもったいない!
本ページにたどり着いた方は、ぜひ、『小規模事業者持続化補助金』も申請して、ウィズコロナ対策をしっかり進めていきましょう。
2020年度限定施策
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『持続化給付金』と『小規模事業者持続化補助金』の違い
名称 | 持続化給付金 | 小規模事業者持続化補助金 |
性質 | 売上減少分を補助 | 経費を補助 |
金額 | 最大200万円 | 最大150万円 |
回数 | おそらく1回限定 | 複数回OK |
返済 | 不要 | 不要 |
手続 | めちゃくちゃ簡単 | なかなか複雑 |
上記の表が示すように、『持続化給付金』と『小規模事業者持続化補助金』では、補助の性質が異なります。性質が全く異なるため、『小規模事業者持続化補助金』では、売上減少していなくても申請できます、通ります。
- 『持続化給付金』は、売上が下がっている月があればもらえる。
- 『小規模事業者持続化補助金持続化補助金』は、売上が下がっている月がなくてももらえる。
特に大きな違いは、申請の大変さです。
持続化給付金2020年度限定の施策で、多くの人の支払いを助けるために準備された制度です。そのため、申請も非常に簡略化されています。分かっている人なら、10~15分ぐらいで、書類の準備や申請が完了します。申請は、めちゃくちゃ簡単です。 |
小規模事業者持続化補助金申請書類の作成は、慣れていても1日がかり。申請書類を送ってからも、やらなければならないことがたくさん。お金が振り込まれるまで、様々な書類を提出します。そのため、「大変だった」「途中であきらめた」という話もよく聞きます。 |
そんな面倒くさいならやめておこう…
確かに、そう判断するのもありかもしれません。熟考の上の経営判断なら、尊重致します。
しかし、ちょっと簡単にあきらめるのは待ってください。『小規模事業者持続化補助金』は2014年ごろからスタートしましたが、これだけすたれず長く続いている理由は、本当に便利でお得だからなんです。
上手に取り組んでいる人は、毎年のように補助を受けています。補助対象になる会社・お店なのに、「やらない」という判断は、ちょっともったいないかもしれません。
『小規模事業者持続化補助金』は本当にお得?
はい、間違いなくお得です!
何がお得って、以下の内容を聞いて、お得でないと思うのは、よほど経営状態の良い、恵まれた経営者です。
- いろいろな設備・備品を買って、後から3分の2キャッシュバックされる。
- ホームページやチラシを作ったり、ウェブ広告を出したりしても、後から3分の2キャッシュバックされる。
- 各種工事(外装・内装・空調・看板 他)をしても、後から3分の2キャッシュバックされる。
- 人件費も、後から3分の2キャッシュバックされる。
これらの経費が、最大150万円まで、3分の2キャッシュバックされるんですよ。これを「お得」「もらいたい」と思わないでいられる経営者にいつかなるために。今は使える制度をしっかり活用しましょう。
<注目> 2020年度の『コロナ特別対応型』なら、3分の2ではなく、4分の3 又は 10分の10キャッシュバックされます。 |
『小規模事業者持続化補助金』はどんな経費でもOK?
どんなものでもキャッシュバックされるわけではありません。細かいルールがあります。このルールをきちんと理解することも、まずは大切です。
- 他の業務に流用できるものは対象にならない可能性が高い。
- その経費から”直接”の利益が出る場合には、その経費は対象外になる上に、補助金が減額になる場合がある。
公募要項に書かれているルールを見てみましょう。
購入関連 | |
<対象となる物の例> 椅子・ベビーチェア/ショーケース/鍋・オーブン/冷凍冷蔵庫/特殊印刷プリンター・3Dプリンター/CADソフト・顧客管理ソフト/自走式作業用機械 <対象とならないものの例> 自動車・自転車・船舶・文房具・消耗品・動植物/パソコン・プリンター・複合機・タブレット・電話機/一般事務用ソフトウェア・ソフトウェアの更新料/デモ品・見本品・新たな販路開拓につながらない機械 | |
ウェブ・広告関連 | |
<対象となる物の例> ウェブサイト作成・更新、チラシ・DM・カタログ/新聞・雑誌・インターネット広告、看板作成・設置/試供品(販売用商品と明確に異なるもののみ)/販促品(商品・サービスの宣伝広告がある場合のみ) <対象とならないものの例> 試供品(販売用商品と同じものを試供品とする場合)/販促品(商品・サービスの宣伝広告の掲載がない場合)/名刺、宣伝広告のない看板、会社案内、求人広告/ペン類、クリアファイル、用紙代、インク代、封筒代/金券・商品券、フランチャイズ本部が作製する広告物/チラシ等配布物のうち未配布・未使用分 |
もちろん、ここに記載されているのは一例です。もっともっと、いろいろなモノが対象になります。よく使われる例を見てみましょう。
飲食店 | 美容系 | オフィス系 |
冷凍冷蔵庫・食洗器 | 脱毛器・パーマ固定器 | エアコン・空調機 |
ワインセラー・ピザ窯 | シャンプー台・給湯器 | 応接セット・ソファ・チェア |
製麺機・製パン機 | 雑誌等・見本 | 専用ソフト(顧客管理 他) |
食材(試作・試食用) | 動画作成 | 自動ドア・LED |
様々な経費に使えます。しかも、毎年使えます。上手に使えば、絶対にお得なんです。それが分かっている経営者は、毎年、「今年はあれ、来年はあれ」と、しっかり計画を組んで、得しています。
『小規模事業者持続化補助金』はどうすればもらえる?
1.計画書作り
まずは『計画書』を作りましょう。慣れていれば1日かからず作れます。しかし、慣れていなかったら、”通る計画書”を一発で作るのは、なかなか大変だろうと思います。
2.採択・交付決定
『計画書』を申請したら、1~2か月して、『採択』・『交付決定』され、補助金を活用する権利が得られます。この『採択』される確率は、20~80%ぐらいで、申請するタイミングにより異なります。
3.実績報告
『交付決定』を受けたら、お金を使い始めます。そして、期限までに支払いを終え、『実績報告書』という形で使った経費を資料にまとめます。
ここで、様々な証拠書類が必要になります。
この、証拠書類の準備が要注意です。『この経費は、こういう風に準備しなければならない』というルールが細かく決まっている上に、失敗したら最悪の場合、補助金額が減ってしまいます。だから、ここが一番注意が必要で大変なのです。
4.その後
実績報告が終われば、あとは補助金の入金まで、そこまで大変なことはありません。不備などで修正・書類の追加提出が求められる程度です。
『小規模事業者持続化補助金』を自分で申請する場合の注意
計画書の作成が難しい
- 審査は周りとの競争です。既に何年も採択されている事業者は多数おり、周りのレベルは高くなっています。そのため、公開されている”公式サンプル”を真似して作っても、今ではもう”採択”されません。<参考記事>
- 計画段階で、予算・経費をどう組み立てたかで、証拠集めの”楽さ”が大きく変わります。例えば、『エアコンを購入する』だけでも、計画の立て方は何パターンもあるのです。実績報告で楽ができるように、しっかり調べた上で申請しましょう。<参考記事>
- 本補助金は、毎年申請することができます。ただし、同じテーマでの申請は認められていません。毎年申請するためには、毎年テーマを絞って、上手に計画を立て、申請しなければなりません。<参考記事>
証拠書類集めが難しい
- 支払いは、原則銀行振込です。クレジットカードで支払う場合にも、ルールがあります。現金払いだと、補助対象にならない場合があります。きちんと調べた上で支払わなければなりません。
- 経費ごとに、証拠書類が細かく決まっています。例えば、新聞折込広告を実施する場合には、必ず『配布先リスト』という書類を提出しなければなりません。新聞社への持ち込みの場合など、報告書などがもらえない場合があります。その場合にどうするか、きちんと調べた上で実施しなければなりません。<参考記事>
まとめ
「『小規模事業者持続化補助金』を絶対受けたい!」そう思ったら、ぜひ、私たちのサポートをご活用ください。脅すわけではありませんが、やはり補助金申請は大変なんです。ぜひ私たちに、サポートさせてください。
サポートに際しては、着手金も頂戴しますし(通常3300円)、成功報酬も頂戴いたします。弊社の報酬基準は補助金額の20%と、決して安くはありません。しかし…。
採択されなければ、補助金はもらえません。
だから、お客様に選ばれています。納得頂けるだけのクオリティの計画書を作っています。
さらに。ウェブやチラシの企画・制作など、弊社の提携先のサービスをご活用いただける場合などには、成功報酬の一部又は全部を放棄する場合もございます。ぜひ、気軽にご相談くださいませ。
私たちの実績
弊社も採択・実施
・2020年5月29日 発表分
・2020年5月22日 発表分
・2019年7月31日 発表分
弊社も採択・実施
弊社自身が以下のように採択され、支給を受けています。だから、『経営者と同じ目線』でのサポートが可能です。
- 2020年5月29日 発表分 採択 ≪コロナ特別対応型≫
- 2020年5月22日 発表分 採択
- 2019年7月31日 発表分 採択
採択率100%
2020年5月22日発表分において、サポートした全お客様が採択されました。
採択率100%
2019年7月31日発表分において、サポートした全お客様が採択されました。
お客様の採択例
以前には、東京都労働委員会などにもいた弁護士さんです。 2019年、様々な事業所で、『外国人技能実習』に関するトラブルが相次ぎました。そのような事態から企業も従業員も救うために、制度の正しい活用法などを啓蒙すべく、2020年、小規模事業者持続化補助金を申請されました。 無事に採択。補助金を活用してウェブサイトを作成されます。 |