定番補助金の概要
創業系補助金
- 補助金の上限は通常200万円です。
- 類似の制度で、『東京都中小企業振興公社』という機関が出す『創業助成事業』は、上限が300万円です。
- 家賃など、幅広い経費が補助対象になるため、補助されれば大きいです。
- 2018年頃より、国の『創業補助金』は、東京都の採択数が10件程度となるなど、狙いづらくなっています。
小規模事業者持続化補助金
- 上限は通常50万円(最大100万円)となっています。
- 中小企業・店舗向けの補助金です。正社員20人以下(業種によっては5人以下)の会社・店舗が対象になっています。
- 補助の対象経費も幅広く、書籍なども対象になります。
- 毎年申請でき、複数回採択されることも可能なので、毎年狙っておきたいです。
ものづくり補助金
- 設備投資や新商品・新サービスの開発などに対し、最大1000万円の補助が受けられます。
(小規模事業の場合500万円) - 100万円を超える投資のみ、対象となります。
- 『設備投資』に比べれば、『新商品・新サービスの開発』は、数値の説得力を示しづらく、少しハードルが高めかもしれません。
事業承継補助金
- 通常上限200万円、会社・店舗の閉鎖を伴う場合に上限500万円の補助が受けられます。
- 対象となるのは、代表者の交代や、事業の譲渡です。
- 代表者の交代・事業の譲渡から5年程度は申請できるため、通るまで何回でもチャレンジしたい補助金です。
- 応募数が少ないため、採択率が高く、対象になるなら絶対に申請したい補助金です。
定番補助金比較表
創業系 | 持続化 | ものづくり | 事業承継 |
通常200万円 | 通常50万円 | 通常500万円 | 通常200万円 |
最大200万円 | 最大100万円 | 最大1000万円 | 最大500万円 |
創業5年以内 | 毎年 | 毎年 | 承継後5年以内 |
家賃 ○ | 家賃 × | 家賃 × | 家賃 ○ |
ウェブ ○ | ウェブ ○ | ウェブ(※注) | ウェブ ○ |
書籍 × | 書籍 ○ | 書籍 × | 書籍 × |
改装工事 ○ | 改装工事 ○ | 改装工事 × | 改装工事 ○ |
試作・開発 ○ | 試作・開発 ○ | 試作・開発 ○ | 試作・開発 ○ |
難易度 高い | 難易度 低い | 難易度 普~高 | 難易度 低い |
(※注)について
- 『ものづくり補助金』では、ウェブの制作自体を補助対象とすることはできますが、「集客用ホームページ・ランディングページを作りたい」という一般的な内容では、通常申請に通りません。
- 今までにないホームページ・ランディングページにおける取り組みで、それが革新性を持つような場合であれば、申請に通る場合があります。