上手な経費計画の組み方が知りたい

はじめに

補助金経費の計画は、初めて申請する方が、かなり混乱するものとなっています。私なりの経費計画の組み立て方をご紹介します。まずはじめに、実際に交付決定に至った、経費計画の画像をご紹介しましょう。
経費サンプル_page-0001.jpg

①予算は大きめに組む

まずは機械装置費。上の画像ですと、1点5万円×10点程度となっておりますが、実際には、椅子を2つぐらい買っただけでした。その他、いろいろ買ったものもありましたが、中古で買ったり、交付決定前に買ってしまったりしたので、補助対象経費としては、最終的に4万円ぐらいになりました。
『こんな雑な予算の組み方で大丈夫なの?』なんて声が聞こえてきそうですが。細かく書いて、あるいは小さく書いて、後から「これは書かれていないので対象外です」と言われるのは、困ってしまうわけです。そこで、「とりあえずざっくり書いておいて、後で『交付決定』の際に修正していこう」という考えで、このような書き方にしています。

②いろんな集客手法にチャレンジできる記載にしておく

上の経費表は、『ウェブサイト関連費』が設置される前に交付決定されています。そのため、『ウェブサイト関連の外注』が非常に使いやすく、毎回いろいろ実験してきました。
今は、『ウェブサイト関連費』と『広報費』に分かれてしまい、しかも、『ウェブサイト関連費』には上限があります。そのため、補助金いろんな集客手法にチャレンジするのなら、『広報費』で、チラシ等を中心としたチャレンジをお勧めします。

③実績報告を意識する

『⑬外注費』ですが、これは主に、改装等を依頼したい場合に申請する費目です。そしてこれは、特に飲食店さんなど、非常によく使われる経費だろうと思いますが。
ご注意ください。
見積書・請求書に加え、作業報告書なども出してもらわなければ、補助対象になりません。業者選定の段階で、そういうことをきちんと意識して、準備しておかなければなりません。
広報費も、『チラシにはこういう記載がなければいけない』というような、補助金ルールがあります。できれば採択前に、遅くとも交付決定前に、『実績報告の手引き』をきちんと読んでおくようにしましょう。

さいごに

「こんな風にやってしまって、証拠書類がない」というご相談を時々頂きますが、残念ながら、その場合には補助対象外です。ご相談頂いても、何もしてあげられません。
そんな事態にならないように、申請段階で、遅くとも交付決定前に、補助金のこと、実績報告のことを、きちんと理解しておきたいですね。
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