計画書作成ガイド|2023年2月版|小規模事業者持続化補助金

Step01
補助金計画書の基本事項の確認

1.まずは『補助金公募要領』を確認する
  • 補助金申請の基本は『公募要領の確認』です。
  • 『事業計画の上限枚数』や『ファイル名の設定の仕方』なども書かれています。
  • 公式ホームページから、必ず最新のものを確認しましょう。
  • https://r3.jizokukahojokin.info/
2.補助金の『審査基準』を確認する
  • 補助金の審査基準は、作り始める前に、まずある程度把握しておきましょう。
  • 補助金計画書が作り終わってからも、再度、内容を満たしているか、確認するようにします。
  • 以下のPDFは『2022年6月版』ですが、必ず最新版を見るようにしてください。

審査基準・持続化(2022年6月版)

Step02
補助金計画書の作成準備

1.補助金公式ホームページから様式2-1と様式3-1をダウンロードする
2.公表されている補助金計画書の作成例を用意する
  • 必要項目は最低限満たすために、公表されている補助金計画書の作成例を、ある程度コピペ・改善する形で作り進めます。
  • 様式が最新版になっているかどうか、確認するのは大変なので、先ほどダウンロードした様式2-1/3-1に、内容をコピペして作業することをお勧めします。(PCは2画面推奨)
〇公式作成例に関する補足
  • この補助金は、もう何年も募集されている補助金なので、慣れている事業者は、かなりレベルの高い計画書を提出してきます。そういう事業者が、毎回たくさんいるのです。
  • そのため、『公式作成例』程度の記載では、現状、採択水準に達していないと考えられます。

Step03
補助金計画書の作成方法

1.項目ごとに、作成例をコピペする
  • 経営計画書
    • 企業概要
    • 顧客ニーズと市場の動向
    • 商品・サービスの強み
    • 経営方針・目標と今後のプラン
  • 補助事業計画書
    • 販路開拓等の取組内容
    • 補助事業の効果
2.作成例のコメントを意識して加筆・修正する
持続化補助金作成例(珈琲店)における、記載例と注意点※作成例:珈琲店の場合
  • 記載例は、いったんこれをコピペしましょう。
  • このままでは内容は全然足りないので、実際にそのものや情報が目に浮かぶよう、注意点も意識しながら加筆します。
3.加筆・修正例
〇加筆・修正前

●品質の高いコーヒー豆

高品質なコーヒー豆のみを扱うことにより、顧客から「香り」「味」に高い評価を得ている。

●手間暇をかけた焙煎

業務用焙煎機を使い、珈琲の山地に合わせて温度管理と時間を調整しながら焙煎を行う。加えて、焙煎前と焙煎後に欠点豆を手で取り除く選別作業を行う。

  • どう高品質なのか、そここそが説得材料です。
  • 『「香り」「味」に高い評価を得ている』とありますが、その要因は、おそらく、次の項目の『手間暇をかけた焙煎』でしたい説明ではないでしょうか。
  • 『手間暇をかけた焙煎』が強みなのではなくて、『味・香り』が強みなのではないでしょうか。
  • これらを考慮して書き直すと、以下のようになります。
〇加筆・修正後

●「香り」「味」への高い評価

  • コーヒー豆の原産国にこだわり、さらに、店主が自分で気に入った豆だけを厳選して仕入れているので、品質の高いコーヒー豆が揃っています。
  • 焙煎には、個人店にしては性能の高い、業務用焙煎機を使い、温度管理と時間を徹底的に調整しています。だから、香り豊かで美味しい豆に仕上がります。
  • 焙煎前と後の2回、欠点豆を、丁寧に1つ1つ手で取り除いています。ですから、お客様に届く豆は、品質の良いものだけとなっています。

Step04
補助金計画書の記載内容

1.『企業概要』について
  • 会社の経営状況、売り上げの状況、顧客の状況、製品やサービスの提供内容など、詳しくお書きください。
  • また 売上げが多い商品・サービス、利益を上げている商品・サービスなどをそれぞれ具体的にお書きください
2.『顧客ニーズと市場の動向』について
  • お客様 (消費者、取引先双方)が求めている商品・サービスがどのようなものか、また自社の提供する商品・サービスについて、 競合他社の存在や対象とする顧客層の増減など売上げを左右する環境について、過去から将来の見通しを含めお書きください。
3.『自社や自社の提供する商品・サービスの強み』について
  • 自社や自社の商品・ サービスが他社に比べて優れていると思われる点 、顧客に評価されている点をお書きください。
4.『経営方針・目標と今後のプラン』について
  • 1. ~3. でお書きになったことを踏まえ、今後どのような経営方針や目標をお持ちか、可能な限り具体的にお書きください。
  • また、方針・目標を達成するためにどのようなプラン(時期と具体的行動)をお持ちかお書きください。
5.『販路開拓等(生産性向上)の取組内容』について
  • 本事業で取組む販路開拓などの取組について、何をどのような方法で行うか、 具体的にお書きください。
  • その際、これまでの自社・他社の取組と異なる点、創意工夫した点、特徴などを具体的にお書きください。(必ず、Ⅱ.経費明細表にて記載している経費を含めて本事業で取り組む内容をお書き下さい。)
6.『補助事業の効果』について
  • 本事業を行うことにより、 売上げ、 取引などにどのような効果があるか可能な限り具体的にお書きください。
  • その際、事業を行うことがその効果に結びつく理由も併せてお書きください。
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