経費|経費の基本的な考え方

経費の基本的な考え方

重要な視点

  • なるべくいろいろ洗い出す
  • 翌年のことも考えて整理する
  • 金額は大きめに書いておく

計画に記載してあっても、必ず補助対象になるとは限りません。しかし、計画に記載されていなければ、補助対象になることもありません。そのため、使う可能性のある経費を洗い出し、なるべくいろいろ盛り込んでおく必要があります。

また、基本的には、計画した金額までしか認められません。例えば、50万円で計画したものの、100万円かかった場合、それでも、50万円分しか対象にならないのが通常です。そのため、1つ1つの経費の予算は、予備費を盛り込み、大きめに組みます。

使わなかった分があっても、通常は、『使わなかった』と報告するのみで問題ありません。そのため、50万円の補助金をもらうために、400万円程度の予算を組むことも少なくありません。

経費の組み方のポイント

  • 人任せにせず、主体的に組む
  • 集客施策は基本的に大きめに盛り込む
  • その他の経費は、使い方を丁寧に考える。

経費の利用は、第三者の実施は想定されていないため、人任せにできません。補助金が使いやすくなるように、事前に自分で、丁寧に考えておく必要があります。

加えて、多くの方が集客策の組み立てを面倒くさがりますが、『どのようにマーケティングするか』も重要な審査基準です。

特に、新規事業や新しい取り組みで、その事業の『集客策を実施しない』ということは、ほとんどないはずです。ウェブ制作・ウェブ広告・折込・ポスティングの活用もしっかり検討し、経費及び計画に盛り込んでおきましょう。

その他、人件費が対象になる場合、オフィスの賃料が対象になる場合、書籍などの購入が対象になる場合など、補助金によって様々です。公募要領をしっかり読み込み、上手に組み込みましょう。

補助金の比較表

事業再構築補助金|2021年最新補助金|うまく使えば、給付金より遥かにお得!|補助金の上限は1億円、補助率は3分の1~3分の2です。 小規模事業者の特別枠(500万円)が準備されています。 副業での申請は難しいでしょう。 設立してすぐの申請はできません。 前年度等と比較して、売上が減少していることが条件となっています。 補助金の対象として、ウェブ制作・システム開発・各種設備や道具の購入・改装工事など、幅広い施策が認められています。 人件費は不可となっています。個人事業主OK。|ものづくり補助金(商品開発・設備投資の定番補助金)|補助金の上限は、1000万円、補助率は2分の1~3分の2です。 副業での申請は現実的ではありません。 売上要件はありません。前年度と比較して、売上が上がっていても申請できます。 補助金の対象として、設備投資・システム開発や、新商品・新サービスの開発、各種実験等が認められています。 テナント料・人件費・改装工事等は、原則として補助対象になりません。|小規模事業者持続化補助金(毎年OK!個人店・小会社向けのお手軽補助金)|補助金の上限は、通常50万円、補助率は3分の2~4分の3です。 2020年1月以降に創業した会社・個人事業主には、50万円の上乗せがあります。 開業届を出していれば、副業での申請も可能です。 売上要件はありません。前年度と比較して、売上が上がっていても申請できます。 補助金の対象として、ウェブ制作・システム開発・各種設備や道具の購入・改装工事・人件費など、幅広い施策が認められています。 条件次第で、テナント料・書籍代なども補助対象となる場合があります。
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