審査基準の整理
ー ものづくり補助金 ー
公式の『審査基準』
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審査基準の項目
- 『導入する技術』について
- 『事業の実現可能性』について
- 『政策適合性』について
審査基準の詳細
『導入する技術』
- 革新的な開発か
- 指定の取り組みにあたるか
- 数値をクリアする計画か
- 開発課題が明確か
- 達成度の考え方が明確か
- 課題の解決方法が明確かつ妥当か
- 優位性が見込まれるか
- 体制及び技術的能力が備わっているか
『事業の実現可能性』
- 体制(人材、事務処理能力等)が適切か
- 財務状況は問題ないか
- 金融機関等から資金調達が見込めるか
- 市場ニーズにあっているか
- ユーザー、マーケットが明確か
- 市場規模が明確か
- 価格的・性能的に優位性や収益性があるか
- 事業化の遂行方法が妥当か
- スケジュールが妥当か
- 費用対効果は高いか
『政策適合性』
- 他の企業のモデルとなるか
- 賃金上昇等の国と取組みに合うか
- 地域経済と雇用の支援につながるか
- 経営資源の蓄積につながるか
各項目の概要
補足1:『取り組み内容』について
- ここで記述したいことは、「こういうことを実現する」ということです。
- まずは、プロジェクトの背景を説明します。今までどういう取り組みをしてきたのか。今後どういう風に成長したいのか。本プロジェクトの妥当性を示します。
- そして、革新性もしっかり主張します。現状課題となっていることは何か。それをどうやって克服するのか。どうなれば成功といえるのか。差別化・競争力強化の度合いはどの程度か。どういうプロセスで、どれくらいの期間で実現できるのか。それぞれ、丁寧に見積もります。
- 机上の空論ではいけません。どういう体制だから実現できるということもきちんと書いておきます。
補足2:『将来の展望』について
- ここで記述したいことは、「だから、このプロジェクトは成功する」ということです。
- どんなユーザーが、どんなマーケットにいるのか。どれぐらいの売上・利益につながる予定なのか。市場の動向など、丁寧な分析に基づく根拠を記述します。
- また、競争環境についても、きちんと検討しておきたいところです。何がポイントとなって、競合に対して優位性が保てるのか、きちんと説得しましょう。
- なお、実現するための経費も、しっかり検討しておいた方が良いでしょう。利益・費用対効果につながる内容です。整合性があるように、しっかり組み立てたいところです。