補助金ってどんなもの?
Q.給付金とどう違うの?
『補助金』と『給付金』は、『原則返済不要』という点は同じですが、性質は全く異なります。
『給付金』は、『売上の補填』等を目的にしていますが、『補助金』は、『事業の成長』を目的にしています。そのため、売上減少していなくて申請できる場合が多いです。
また、『給付金』は、申請して審査が終わると、すぐに入金されますが、『補助金』は、申請してお金を使った経費について、キャッシュバックされる形で入金されます。
Q.補助金は手軽にもらえますか?
『補助金』は、『給付金』同様、法人の他に、『個人事業主』でも申請可能です。
Q.個人事業主でも申請できますか?
『補助金』は、申請してから入金されるまで、やることがたくさんあるので、決して手軽とは言えません。ただ、それでも、『返済不要』で事業資金が頂戴できるので、多少の負担はしょうがありません。
経理や計画のことなどに慣れていない方でも、入金までたどり着いている人はたくさんいます。そう考えれば、極端にハードルの高いものでもありません。
Q.お勧めの補助金はありますか?
◇ 初めてだから、簡単なものがいい
『小規模事業者持続化補助金』がお勧めです。金額は小さいですが、その分、手続きも簡単です。
◇ 『設備投資』や『システム開発』がしたい
事業拡大のために補助金を使いたい場合は、『ものづくり補助金』がお勧めです。ただし、高額な補助金なので、手続きも細かく、用途も制限されています。
◇ 大規模な新規事業がしたい
『事業再構築補助金』がお勧めです。企業規模にかかわらず活用できます。ただし、特例的な補助金なので、細かいルールがいろいろ定められているので、注意が必要です。
Q.主要な補助金の違いが知りたいです
よくある質問
50~100万円のお金がなくても痛くない方にとっては、そこまでお得感はないかもしれません。それでも、年商数億円の方でも、50万円の補助金を取りに行きます。その理由は、この50万円は、平たく言えば、丸々利益といっても良いからです。
御社の利益率は何%でしょうか。補助金分の利益を上げるために、いくらの売上が必要でしょうか。そういうことを丁寧に考えると、やはり補助金はお得なのです。
そんなことはありません。経費の半分も使わないまま、実績報告に至る場合もあります。発注などは、自社の都合だけでは進みません。そのため、使わなかった経費は、その旨を報告すれば良いです。また、金額や内容の変更がある場合には、事務局に相談すれば、認められる場合があります。
補助金は、一度支給されても、再度申請することができます。例えば、『小規模事業者持続化補助金』では、3年連続採択されているようなお客様もいらっしゃいます。
『事業再構築補助金』を申請するには、売上が減少していることが要件になっています。しかし、『小規模事業者持続化補助金』や『ものづくり補助金』は、売上が減少していなくても申請可能です。
補助金は、同時にいろいろ申請しておくことが可能です。ただし、同じ目的の申請や、同じ内容の経費では、補助対象になりません。後でどちらか選ぶことになる場合があります。これはケースバイケースなので、事務局と相談しながら申請・運用することになります。
その通りです。計画書の作成などは他人に依頼できても、それ以外の部分は、基本的には自分・自社で実施する必要があります。「お金をもらう」ことですから、不正を防止するためにも、ある程度面倒な手続きや必要書類は多くなります。
落ちたら、単純に補助金がもらえないだけです。再度申請することも可能ですので、再チャレンジをお勧めします。