補助金の基礎知識|計画書作成のポイント 2021.08.052023.02.12 補助金計画書のポイント 審査基準の確認『事前』チェック [ 本ページの目次 ] 『事前』チェック『事後』チェック組み立て方を遵守する分かりやすさを重視『集客』がポイント組み立ての視点枚数制限費用対効果 全ての補助金で、『審査基準』が公表されています。『審査基準』に記載がある内容で、自社に関係があるものは、全て丁寧に記載してある必要があります。『事業再構築補助金』では、『再構築の必要性・適切性』等が重視されています。『ものづくり補助金』では、『取組内容の革新性』等が重視されています。『事後』チェック事業計画が出来上がったら、『審査基準』に合致しているか、1つ1つチェックしてみます。全部もしくは大半の要求にこたえられる内容になっているか、丁寧に確認しましょう。 取組概要の組み立て組み立て方を遵守する補助対象になる取り組みでなければ、どんなに頑張って計画を作っても、採択されません。要項を読んで、丁寧に組み立てましょう。『事業再構築補助金』では、『新分野への展開』など、4種類の取り組みから選択し、それに合わせて組み立てます。『小規模事業者持続化補助金(低感染リスク型)』では、『低感染リスクの新規事業』でなければ、補助されません。分かりやすさを重視審査をする方は、あなたの事業については素人です。あなたの事業がどのようなもので、どのような利益率で、どのような点に優位性があるのかなど、分かりやすく記載されていなければ、補助金を支給する事業にふさわしいか、審査できません。事業の構造を、画像や業務フローなどを紹介しながら、丁寧に説明するようにしましょう。 集客策の組み立て『集客』がポイント補助金では、どのような『投資』をして、どのように『改善』されるのかを、きちんと説得しなければなりません。『改善』を最も説明できる指標は、『売上』ですが、『売上』は、『集客』が進まなければ増えません。そのため、どのように見込顧客にアプローチし、顧客化するのか、そのプロセスをきちんと組み立てておきましょう。組み立ての視点ウェブで、あるいは地域で、どのような集客をするか、網羅的に検討し、優先順位を決めましょう。競合分析も重要です。単価、集客方法などをしっかり分析し、負けない集客策でなければ、説得力がありません。 その他のチェックポイント枚数制限『事業再構築補助金』は15枚以内、『小規模事業者持続化補助金(低感染リスク型)』は5枚以内など、事業計画書・添付書類の枚数に限定がある場合があります。きちんと確認しておかなければなりません。費用対効果『補助金の費用対効果』の視点は重要です。補助金を支給したことで、最低でもどの程度売上や利益が改善し、どのように事業が発展していくのか、説得力のある数値等を用いて、説得しなければなりません。また、補助金を100万円支給しても、100万円の売上にしかならないのであれば、そんな補助金を支給する意味がありません。