補助金の基礎知識|計画書作成のポイント

補助金計画書のポイント

審査基準の確認

『事前』チェック

全ての補助金で、『審査基準』が公表されています。『審査基準』に記載がある内容で、自社に関係があるものは、全て丁寧に記載してある必要があります。

  • 『事業再構築補助金』では、『再構築の必要性・適切性』等が重視されています。
  • 『ものづくり補助金』では、『取組内容の革新性』等が重視されています。
『事後』チェック

事業計画が出来上がったら、『審査基準』に合致しているか、1つ1つチェックしてみます。全部もしくは大半の要求にこたえられる内容になっているか、丁寧に確認しましょう。

取組概要の組み立て

組み立て方を遵守する

補助対象になる取り組みでなければ、どんなに頑張って計画を作っても、採択されません。要項を読んで、丁寧に組み立てましょう。

  • 『事業再構築補助金』では、『新分野への展開』など、4種類の取り組みから選択し、それに合わせて組み立てます。
  • 『小規模事業者持続化補助金(低感染リスク型)』では、『低感染リスクの新規事業』でなければ、補助されません。
分かりやすさを重視

審査をする方は、あなたの事業については素人です。

あなたの事業がどのようなもので、どのような利益率で、どのような点に優位性があるのかなど、分かりやすく記載されていなければ、補助金を支給する事業にふさわしいか、審査できません。

事業の構造を、画像や業務フローなどを紹介しながら、丁寧に説明するようにしましょう。

集客策の組み立て

『集客』がポイント

補助金では、どのような『投資』をして、どのように『改善』されるのかを、きちんと説得しなければなりません。

『改善』を最も説明できる指標は、『売上』ですが、『売上』は、『集客』が進まなければ増えません。そのため、どのように見込顧客にアプローチし、顧客化するのか、そのプロセスをきちんと組み立てておきましょう。

組み立ての視点
  • ウェブで、あるいは地域で、どのような集客をするか、網羅的に検討し、優先順位を決めましょう。
  • 競合分析も重要です。単価、集客方法などをしっかり分析し、負けない集客策でなければ、説得力がありません。

その他のチェックポイント

枚数制限

『事業再構築補助金』は15枚以内、『小規模事業者持続化補助金(低感染リスク型)』は5枚以内など、事業計画書・添付書類の枚数に限定がある場合があります。きちんと確認しておかなければなりません。

費用対効果

『補助金の費用対効果』の視点は重要です。補助金を支給したことで、最低でもどの程度売上や利益が改善し、どのように事業が発展していくのか、説得力のある数値等を用いて、説得しなければなりません。また、補助金を100万円支給しても、100万円の売上にしかならないのであれば、そんな補助金を支給する意味がありません。

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