計画書添削ガイド|小規模事業者持続化補助金|2022年9月版

計画書添削ガイド
小規模事業者持続化補助金

1.はじめに

残念ながら、本補助金の競争レベルはだいぶ高くなっており、公表されている計画書のレベルでは、現在採択されることは難しいです。そこで、このページでは、公表されている『小規模事業者持続化補助金』の計画書作成例に基づいて解説します。

公表されている計画書

2.会社概要①

◇添削コメント どういうお店なのかが伝わってきません。『他の珈琲店では味わえないこだわりの珈琲豆』について、どうして他の珈琲店では味わえないのか、お店の特徴・コンセプトを簡単に紹介しておきましょう。| ◇記載例 当店は元々、店主の趣味が高じてお店を始めた。利益のためではなく、「店主が飲んでみたい」と思うようなコーヒー豆を仕入れ、それをお客様と楽しむことをコンセプトに運営してきた。そのため、標準的な喫茶店とは調達ルートが異なる。他の珈琲店が仕入れないような、珍しいコーヒー豆を揃えている。

3.会社概要②

◇添削コメント 表に何でも盛り込まず、何を伝えるための表なのか、意図を明確にし、整理して作成しましょう。 店舗/オンラインにて、コーヒー豆・贈答用セットなど、それぞれがどの程度売れているのかが分かりません。まずはそれを明確にしましょう。

4.顧客ニーズと市場の動向

◇添削コメント 出展を紹介するだけでなく、根拠となる実際の資料を引用しましょう。 コンビニのコーヒーと当店のコーヒーの違いを明確にした上で、顧客ターゲットがどう異なるのかまで、比較しやすく記載しましょう。
記載例|日本におけるコーヒーの消費量は、『味の素AGF株式会社』が公式HP上で公表しているデータ(右下グラフ)によると、微減又は横ばい。 前ページの表によれば、日本では2014年から2016年にかけて、インスタントコーヒーの需要が落ちた。代わりにインスタントコーヒーの需要が伸びていた。 コロナ禍に、在宅需要が一気に加速、高単価なコーヒー豆の注目度が高まった。当店でも、珍しいコーヒー豆への問い合わせが増えた。 コンビニでも、こだわりのコーヒーをするようになり、今やコーヒー専門店以外にも競合が続出。価格・品質の両面で競争環境は激化した。

5.商品・サービスの強み

◇添削コメント 実態が分からない曖昧な表現が目立ちます。具体的に記載しましょう。| ◇記載例 高品質①:卸業者からの一括仕入れではなく、原産国・生産エリア・農園などを指定するなど、店主のこだわりで直接輸入しております。 高品質②:焙煎したての豆をお届けすることにこだわっています。高速焙煎機で焙煎、専用の冷風機で素早く冷却して梱包致します。 贈答セットも充実:少量でも大容量でも、様々な量に対応できる贈答用の箱をご用意しております。予算に合わせてご相談頂けます。

6.経営方針・目標と今後のプラン

◇添削コメント 何を伝えたいのかがよく分かりません。『店舗事業105%』と『店舗事業においては前年比95%』は、何の違いでしょうか。 『近隣市・町の市場には開拓の余地がある』ということを伝えたいのであれば、そのことに絞った記載にしましょう。| ◇記載例 『顧客ニーズと市場の動向』記載のように、弊社では、近隣B市・C市での認知が弱い。このエリアでのマーケティングを強化することで、月間の売上を〇円/〇%改善できる見込みがあると考える。

7.補助事業の効果①

◇添削コメント 『見込む』に関する各数値の根拠が分かりません。| ◇記載例 『新聞折込』については、合計8~9万枚配布。通常の反響率は0.1%程度だが、『試供品プレゼント』の効果を考慮し、最大約1%の反響率・100人の新規顧客獲得を見込む。 過去の実績に基づき、新規来店者100名のうち、3割の30人が固定客となることを期待する。 補助金の効果としては、初期の集客で20万円の売上が期待できる。また、リピート顧客にて、月間6万円の売上アップが期待できる。(顧客単価2000円)

8.補助事業の効果②

◇添削コメント なぜ顧客単価が上がるのか、納得感が弱いです。顧客の購入・単価アップにつながる流れを整理・記載しましょう。 ホームページをリニューアルしても、アクセスが増えなければ、売上は上がりません。アクセスアップのための取り組みも記載しましょう。 ◇記載例 『オンラインショップのリニューアル』に伴い、『季節のオススメ』や『セット割引』などを実施し、 『プラス1品(500円)』の購入につなげる。 『折込チラシ』に『サイトQRコード』を記載する他、『コーヒー豆』での検索稿広告やSNS広告の設置などにより、アクセスアップとブランディング効果の向上を図る。