補助金の目的別活用例
1.とにかく資金が欲しい!
〇創業時や不振時の資金強化
「お金がどんどん出ていく…」苦労している経営者は少なくありません。『小規模事業者持続化補助金』は、最大200万円の少額補助金ですが、返済不要です。上手に活用したいですね。
〇融資も受けやすくなる
「融資は大変…」と思っている方も多いかもしれません。しかし、補助金に採択されれば、国が事業を担保してくれたようなもの。融資を短期に実現してもらえる可能性があります。
〇補助金は、経営者にとってのボーナス
「大きいお金が入ったら…」そう思っている経営者は少なくありません。その点、補助金は、小さい会社の経営者にとっては、ボーナスのようなもの。ぜひ活用しましょう。
●ポイント:出ていく予定だった支出
補助金の最も有効な使い方は、補助金に通らなくても出ていく予定だった支出で申請すること。物の購入、ウェブやチラシ、人件費など。上手に申請して、上手に活用しましょう。
2.店舗・オフィスをお得に借りたい!
〇店舗の賃料もOK
「家賃の負担を減らしたい」多くの経営者の悲願ですよね。『小規模事業者持続化補助金』は、店舗・オフィスの賃料も補助対象。ぜひ活用して、家賃負担を減らしましょう。
〇シェアオフィス・レンタルスペースでもOK
「事務所が欲しい」と思ったら、補助金を申請しておきましょう。補助金に通ったら借りる、補助金に通るまで待つ。そういう活用法も可能です。
〇倉庫・トランクルームもOK
「在庫を増やしたいが、スペースがない」そう思ったら、倉庫やトランクルームのレンタルも考えましょう。これも販路開拓の手段の1つ。補助金の補助対象です。
〇マンションでもOK
「深夜にも配信・撮影したい…」そう思っているYouTuber・ライバーさん。ぜひ補助金をご活用ください。撮影用なら賃料を補助対象にできます。もちろん、設備の購入も補助対象です。
●ポイント:新規に借りる場合だけ
今借りている店舗・オフィス・部屋は、補助対象になりません。補助金採択・交付決定後に、新規に契約する場合だけです。また、賃料以外の費用は補助対象にならないことにも注意です。
3.イベントを実施したい!
〇周年祭や生誕祭もOK
「周年祭を盛大にやりたい!」分かっているお店は、補助金を上手に活用しています。告知や設備の購入、イベントコンパニオンの手配など、様々な活用法があります。
〇試食会や料理教室でもOK
「イベントでファンを増やしたい!」そう思っている店舗さんは、補助金を活用して、ぜひ定期・不定期のイベントで、お店のファン作りに取り組みましょう。
〇即売会・体験会もOK
「あの空きスペースでイベントやりたいなぁ」補助金なら、それが実現します。テナントの賃料だけでなく、ショーケース・デスク・チェアなども、補助金で調達可能です。
●ポイント:2つの注意点
食べ物・飲み物の仕入れは、補助対象になりません。売上と補助金、二重の利益になることを避けるためです。また、イベントの参加費は、収益納付の対象になることがあります。
4.お得にいろいろ購入したい!
〇事務所系の設備・備品
デスク、テーブル、ソファ、パーティション、書類棚、空調関連機器、LED、専門的なソフトウェアなどが補助対象になります。補助金対象になるものは、補助金で揃えましょう。
〇飲食系の設備・備品
冷凍冷蔵庫、コールドテーブル、グリル、鍋、低温調理機、おしゃれな食器などが補助対象になります。補助金を活用して、ワンランク上の物を購入しましょう。
〇美容系の設備・備品
シャンプー台や、美容機器・脱毛器、給湯器、マネキン、カット見本、雑誌など、幅広く補助対象になります。新しいサービスを導入する際には、ぜひ補助金を活用しましょう。
●ポイント:業種は問わない
残念ながら、PC・スマホは補助多使用外ですが、活用の幅は広いです。飲食店が、事務所系・美容系の物を購入しても構いません。「集客につながる」物は、幅広く補助対象になります。
5.改装・リニューアルしたい!
〇自動ドアの設置もOK
店舗・オフィスなどのエントランス。重いドアや、中の見えない扉などは、集客上非常に不利ですよね。ぜひ補助金で、中が良く見える、自動ドアを設置しましょう。
〇トイレ工事もOK
店舗でもオフィスでも、今やきれいな洗浄機能付きトイレが当たり前。和式トイレ、汚いトイレ、洗浄機能のないトイレは、補助金を活用して工事しちゃいましょう。
〇壁や床の張り替えもOK
壁や床がくすんできたら、補助金を使って積極的に張り替えましょう。ニオイの吸着性能だって、どんどん進化しています。補助金を使えるうちに変えておかないと損ですよ。
●ポイント:Before/Afterの写真を撮る
工事費用については、補助金の報告の際に工事内容のBefore/Afterの写真が無ければ、補助対象にならない可能性があります。工事前に、きちんと写真を撮っておきましょう。
6.雇用等で体制強化したい!
〇アルバイト・派遣もOK
補助金を上手く実施するために必要な人材は、補助金で採用することができます。アルバイトでも派遣でもOK。補助金が使えるので、思い切った時給で募集できますね。
〇業務委託でもOK
例えば、ネイルのサービスを始めたいと思っている美容院では、新規にネイルアーティストを雇用したり業務委託したりしますよね。そういう給与・報酬も、補助対象になります。
●ポイント:正社員は不可
『小規模事業者持続化補助金』では、『雑役務費』として、人件費が補助対象になりますが、『正社員』の人件費は補助対象外となっています。採用の際に注意が必要です。