申請の視点
- 柔軟に運用しやすいため、はじめての補助金申請にピッタリです。
- 副業領域ですら、採択される可能性があるため、個人で活動している方も、積極的に狙いたい補助金です。
- 毎年申請することが可能で、回数制限もないため、年度を超えた計画的な活用をめざしましょう。
採択のポイント
- 実施内容がどの程度の集客につながるのか。
- 補助金の費用対効果はどの程度か。
小規模事業者持続化補助金の申請例
- 新規にホームページやECサイトをお得に作成したい。
- ウェブ広告や新聞折込・ポスティングをお得に実施したい。
- 店舗・会社の改装(看板・外装・内装・空調等)をお得に実施したい。
- 調理器具・美容機器や書籍など、仕事の道具をお得に手に入れたい。
- 新規事業のための人材をお得に確保したい。
経費計画のポイント
- 計画段階では、金額の根拠が要求されないので、予算を組みやすい。
- 実施しなかった経費は、『実績報告書』にその理由等を簡単に書けばよいため、様々な経費を盛り込んで起きやすい。
- 毎年申請できるが、同じ目的では補助対象にならないため、翌年以降も活用したいなら、計画・予算の組み方に注意が必要。
審査基準のポイント
- 自社の経営状況分析の妥当性
- 経営方針・目標と今後のプランの適切性
- 補助事業計画の有効性
- 積算の透明・適切性
審査基準の詳細
①自社の経営状況分析の妥当性
- 自社の製品・サービスや自社の強みを適切に把握しているか。
②経営方針・目標と今後のプランの適切性
- 経営方針・目標と今後のプランは、自社の強みを踏まえているか。
- 経営方針・目標と今後のプランは、対象とする市場(商圏)の特性を踏まえているか。
③補助事業計画の有効性
- 補助事業計画は具体的で、当該小規模事業者にとって実現可能性が高いものとなっているか。
- 地道な販路開拓を目指すものとして、補助事業計画は、経営計画の今後の方針・目標を達成するために必要かつ有効なものか。
- 補助事業計画に小規模事業者ならではの創意工夫の特徴があるか。
- 補助事業計画には、ITを有効に活用する取り組みが見られるか。
④積算の透明・適切性
- 事業費の計上・積算が正確・明確で、事業実施に必要なものとなっているか。
『経営計画書』の構成
1.企業概要
- 今回申請する事業の全体像や、立地、従業員の勤務状況などを記載します。
- 売れ筋3商材や、年間・週間の売り上げ状況、顧客の傾向などを記載します。
- 現在の経営課題を記載します。
2.顧客ニーズと市場の動向
- 現在の市場の全体像と、所属しているエリアなどにおけるポジショニング・集客のトレンドなどを記載します。
- 現在の競合やベンチマーク企業の状況を記載します。
- どういう取り組みが望ましいか記載します。
3.商品・サービスの強み
- 商品・サービスの特徴を2~3つ記載します。
- 強みをどのように活かすのが良さそうか記載します。
4.経営方針・目標と今後のプラン
- これまでの売上・経営の概況と中長期の目標を記載します。
- 取り組みの方針や市場へのアプローチを記載します。
『補助事業計画書』の構成
1.販路開拓等の取組内容
- ウェブ集客の方針について記載します。
- エリアマーケティング(新聞折込・ポスティング)なども盛り込みます。
- その他、ノベルティによる集客促進などについて盛り込みます。
2.補助事業の効果
- 個々の取り組みの予算の根拠や、それによる効果の試算などを記載します。
- 補助金を使うことによる費用対効果の高さを説明します。